数って、そもそもなんだろう?

数って、そもそもなんだろう?

数の定義

  • 物の順序を表す語
  • 物の量を表す語
  • ある事象が一定の範囲で何回発生するかを表す語

と、定義されています。

数と数字は違う?

数とは上で書いたように、順序や量・確率を表す語、即ち概念です。
対して数字とは、数を表す為の記号です。
記号とは、簡単に言うと音声による伝達が困難な場合や記録が必要な時に補助的に用いられるものです。
例えば、スポーツにおけるサインなんかそうですね。口に出して言ってしまったら意味が全くありませんね(笑)
記号とは何か?と言う事をきちんと理解する為には記号論を学ぶ必要がありますが、それは今は必要ないでないですね。
数と数字は、概念と記号の関係です。しばしば混同されていますが、全く別である事を覚えておいてください。

数は発明か発見か?

これは現代でもまだ激論が交わされています。
それだけ謎が多いんです。

なぜ、わからないの?

まず、一番大きな理由は「誰が最初に数を使ったのか?」を知る方法が無い事です。
人類(ホモ・サピエンス)だけを考えずにヒト科の生物まで範囲を広げると、約330万年前〜約30万年までの間に栄えたヒト科のホモ・ハビリスの支配していた前期石器時代に、既に狩猟の結果を骨にキズを付けて記録していたと推測されています。これはいわゆる先史時代と呼ばれるヒト科の歴史の最古の時代です。
余談ですが、中期石器時代中で約20万年前にホモ・サピエンス(現生人類)が誕生して、頭蓋骨の化石から初歩的な言語を使っていた可能性があることが指摘されています。
逆説的ですが前期石器時代には言語を使っていた可能性は化石や発掘物からは見出すことができていません。言語を持たないにも関わらずに骨にキズを付けて狩猟の結果を記録していたと推測されています。これは数は数えることにその起源がある可能性を示しています。そしてこの点については多くの学者が支持しています。
そして数は概念ですから、言語が無くても成立します。また、必ずしも数字という記号の存在は必須ではありません
このことから、数という概念は普遍的な存在であり数を数える時に発見されたとする説が発見説です。

一方で、数は数えることにその起源がある可能性を認めた上で、知的生命体がヒト科の生物では無くて深海で孤独な生態系をとっているクラゲだった場合には、他の個体と遭遇することは無いので数は不要だったという説もあります。
この時クラゲにとって基本的な知覚は運動・温度・圧力だけになるので全て純粋な連続体ですから、不連続の量は発生できないので数えるものが無いということを論拠としているのが発明説です。
この説では人間が物質世界の要素を理想化・抽象化することによって数を始めとして、徐々に数学を構築していったと考えられています。

残念ですが、この2つの説の内どちらが正しいかは現代の学問では検証できません。
では今日はここまでにしますね。
次回は少し寄り道をして数学の不条理な有効性と呼ばれているものを紹介したいと思います。
では、また!

 

Publish Patron Only Posts from your WordPress Site
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。